辰年に訪れたい!京都「九頭竜大社」の参拝方法が独特!?

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九頭竜大社

京都市左京区八瀬にある「九頭竜大社」は、9回まわるお千度が有名な神社。昭和29年11月24日に開祖・大西正治朗氏により発祥したというとっても新しい神社です。

九頭竜大社は御祭神・九頭竜弁財天大神をお祀りされていて、御発祥当初より九頭竜弁財天大神様の奇蹟の力が発揚したという霊験あらたかな社です。

九頭竜弁財天大神様は、慈悲の女神。様々な災い厄を取り除き、福徳を授け人々を幸せに導いてくださる女神様という事で、八方塞がり除け・厄除け、病気平癒のご利益があるとされています。

石鳥居の後ろに永守重信さんの名前があるニャ

日本電産(Nidec)の創業者だね。御利益で事業がうまくいった逸話があるそうだよ

お仕事に御利益もあり、Nidecの永守重信さんや各分野の経営者、デヴィ夫人なども参拝に訪れられています。

九頭竜神社へのアクセス・駐車場

九頭竜大社は京都の奥座敷「八瀬」にあります。さらに北にいくと大原三千院(車で10分ほど)があり、南には八瀬比叡山口駅とエクシブ八瀬離宮があります。

無料駐車場があり、目の前に第1駐車場。

また20m先にも駐車場があります。

■バス

京都駅、四条河原町、国際会館からそれぞれ京都バス「八瀬・大原」行きが出ています。

■電車

叡山電鉄「八瀬比叡山口」下車徒歩15分

手水舎

石鳥居をくぐり階段を上ると左手に手水舎があります。龍が巻き付いたとっても格好良い手水舎。

ここでまず手と口を清めます。

清めた後は、本殿の向かいにある社務所でローソクと線香を購入することができます。ローソクは手水舎の横にあるローソク台に。線香は本殿前の線香台に供えられます。

9回まわるお千度の仕方

九頭竜大社では、本殿を時計回りに九回まわる「お千度参り」という参拝方法があります。

まずは本殿の正面お賽銭のところでお参りをします。これはいたって普通だが拝礼作法は割りと独特。

拝礼作法はまず二礼、四拍手。

手を合わせたまま心の中で、、、 

「南無 九頭竜弁財天大神 様(なむくずりゅうべんざいてん おおがみさま)」と3回「おんそらそあていえいそわか」と7回唱え、願い事をしたあとに四拍手、二礼となります。

こりゃ噛みまくるニャ

スムーズに参拝するならちょっと練習しといたほうが良いかもね

本殿の参拝が終わったら本殿の隣りにあるお千度棒納め所に進み、竹のお千度棒を9本取ります。

このお千度棒は一周まわる度に一本戻します。つまり9回まわると全てのお千度棒を戻す事になるので回数を間違わないという意味合いもあるようです。

竹のお千度棒を9本持ったら準備完了!ここから、本殿の周りを9回まわります。

①本殿正面

まずは本殿正面の石段下で一礼します。(お参りは済ましているので一礼のみ)

②九頭竜絵

次に本殿左手の九頭竜絵に一礼します。

個人的にはここが一番見応えがありました。

③蛇石

続いて神秘的な「蛇石」に一礼。

弁財天の使いといわれる巳(白蛇)の姿が浮き出たという神秘的な石。お参りすると金運、福徳、人望のご利益を授かるといわれています。

蛇ということだけど龍にも見えるね

まるで化石みたいだニャ

④初代御神木

蛇石の横にある初代御神木の前にて一礼。

⑤現在の御神木

そして初代ご神木の隣にある現在の御神木に一礼。

⑥御発祥の石碑

九頭竜大社御発祥の石碑前で一礼。

⑦旧本殿跡

旧本殿跡で一礼。

⑧本殿真裏

本殿の真裏にて一礼。

一周できたら、お千度棒納め所にお千度棒を1本お返しします。これで一周が終了。

これを繰り返し、お千度棒9本をすべてお返しできたら、本殿正面にて最初に行った拝礼作法でお参りし、 お千度の結びとなります。

※九頭竜大社のお千度参りの最中は、声を出してはいけないとされています。

一礼だからスムーズにまわれるニャ

個人差はあるけど10分くらいはかかったね

御霊水

お千度参りが終わったら御霊水をいただきます。

コロナ禍で紙コップは廃止されているので水筒などを持っていくのがおすすめです。

社務所にはお守りや絵馬もあり。また、九頭竜大社のおみくじは大吉、中吉、小吉といったものではなく、九頭竜弁財天大神の言葉全12種類が記されているという独特のおみくじです。

御神苑の公開

お千度がおわったら境内を散策。

御神苑は通年で公開されています。公開時間は午前9時~午後4時です。

御神苑は昭和49年に「九頭竜弁財天大神様とお参りの方々がふれ合い、その情景を楽しむこと」を目的に造園された聖域。

静寂に包まれる森の中に大きな池があり鯉が泳いでいました。

御神苑の中には拝礼所が設けられています。本殿では様々なお願い事をするが、こちらの拝礼所では心静かに感謝の思いで大神様にお祈りするという事です。

帝釈天社(たいしゃくてんしゃ)

さらに散策すると境内左手には帝釈天社(たいしゃくてんしゃ)の鳥居がありました。

帝釈天社は昭和45年(1970年)に九頭竜大社の守護神として降臨しました。境内の神域を守るとともに災厄を消し家庭円満に導く神様という事です。

こちらも独特の拝礼作法。

二拝、四拍手、「南無帝釈天大神様」(なむたいしゃくてんおおがみさま)3回、願い事、四拍手、二拝でお参りします。

京都の奥座敷「八瀬」の地にある「九頭竜大社」は9回まわるお千度や独特の拝礼作法、おみくじもあり、じっくりと参拝することができます。

また御発祥当初より九頭竜弁財天大神様の奇蹟の力が発揚したという数々の逸話もあり、辰年にはぜひとも再訪したい神社でした。

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