「直島」弾丸ひとり旅
以前からずーと行きたかった瀬戸内海に浮かぶアートの島「直島」への一人旅を決行!朝に姫路から出発し宇野港からフェリーで約20分で直島の宮浦港に着くというルートで計画。姫路からは車で2時間ほどでフェリー乗り場に着くので8時半頃に出発して11:00出港のフェリーを目指します。
のんびりしたスタートでどこまで見て回れるかねぇ?
ひとり旅だから自分のペースでガンガン見て回るニャ
11:00フェリー出港
無事に時間通り宇野港に到着。フェリーのチケットは往復で570円でした。11:00出港で11:20に宮浦港に着きます。
時間があったので待合室でまっていたが、乗船の開始や出港アナウンスはほとんど無く、淡々と運行しているので自分で時間を把握して人の流れに沿って乗り降りするのがおすすめです。
レンタサイクルは電動アシストがおすすめ
時間通り11:20分に宮浦港に到着!
バスは時間に縛られるのでレンタサイクルで気ままに行きます。フェリーを降りてすぐ前にレンタサイクルのお店が2、3軒あります。おうぎやサイクルというところで電動アシスト自転車を借り1日1200円でした。
直島は勾配があるので電動アシストがおすすめです。
レンタサイクルを借りて11:35。ゆとりを見て「地中美術館」を12:30に予約していたので、とりあえず宮浦港周辺を散策。
直島といえば草間彌生さんの南瓜だね!
中に入れるんだニャ
直島町町制施行60周年記念で制作されたオブジェ、「直島パヴィリオン」もありました。
直島の観光スポットは大きく3つのエリアに分かれていて宮ノ浦エリア→美術館エリア→本村エリアの順にチャリで巡って行きます。
12:30 地中美術館(要予約)
まずは最大のお目当ての地中美術館へ。要予約制です。ネットからあらかじめ予約しておきましょう。※杉本博司ギャラリー 時の回廊、家プロジェクト「きんざ」は事前予約制です。
港からゆっくり景色を見ながらでも10分ほどで着きました。駐輪場がなくオロオロしていると係の人から坂を下ったチケットセンターに自転車を止めるよう言われました。
地中美術館チケットセンターに集合
200㍍くらい離れたところに地中美術館チケットセンターがあり、ここにチャリを止めます。
チケットセンターでQRコードを見せて発券し、5分前まで待合室で待機します。時間になると係の人がアナウンスしてくれるので各自で徒歩で地中美術館に向かうというシステムでした。
これは初めてだとわからないシステムだね〜
入館するまでかなりキッチリ管理されてるニャ
地中美術館は瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。
内部の撮影は禁止で写真は取れなかったが、空間ごとアートに包まれるめちゃくちゃ良い美術館でした。所要時間は1時間ほどとされているが作品自体は少なくカフェも利用しなかったので30分ちょっとで出ました。
13:15 ヴァレーギャラリー
地中美術館の次はヴァレーギャラリーへ。自転車で現地まで行けると思ったが、ベネッセハウスの敷地内は自転車で入れないという事で「北ゲート駐輪場」に停めて徒歩で行きます。
草間彌生 「ナルシスの庭」
建築の屋内外に展示される《ナルシスの庭》(1966/2022)は、草間彌生が1966年のヴェネチア・ビエンナーレでパビリオン外の芝生に大量のミラーボールを敷き詰め、世界的注目を集めるようになった作品という事です。
池や構造物内にもステンレスミラーボールがあって面白いね
独特の世界感だニャ
13:45 ベネッセハウスミュージアム
ヴァレーギャラリーの次はベネッセハウスミュージアムへ徒歩で行きます。
ベネッセハウス ミュージアムは、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館しました。瀬戸内海を望む高台に建ち、大きな開口部から島の自然を内部へと導き入れる構造の建物は、安藤忠雄さんの設計。
ここには絵画、彫刻、写真、インスタレーションなど色々な収蔵作品の展示がされていました。
14:00 李禹煥美術館
ベネッセハウスミュージアムが見終わると北ゲートへ戻る形で李禹煥美術館へ。ここまでくると敷地が広いので結構歩き疲れます。
国際的評価の高いアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館。半地下構造となる安藤忠雄設計の建物のなかには、李禹煥の70年代から現在に到るまでの絵画・彫刻が展示されていますが、作品数は少なくサクッと回れます。
本村エリアへ出発!
ようやく北ゲートの駐輪場に戻った時点で14:30。本村エリアの家プロジェクトは16:30で終了するので早速向かいます。
自転車で15分ほどで道中にもアート作品がありました。
めちゃくちゃごっついゴミ箱やんけっ!
道中にもアートがあって楽しいね
15:15 家プロジェクト
昼ご飯を食べていなかったので宮ノ浦エリアにあるセブンイレブンに寄っていると15:15。結構時間がギリギリに、、
家プロジェクトは本村ラウンジ&アーカイブで共通チケットを購入してから回ります。
家プロジェクトは点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものをアーティストが作品化されています。「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されていました。
きんざ、南寺に合わせる
「きんざ」は事前予約制で「南寺」は時間入れ替え制なので、この2つを回る場合は最初に組み込むのがおすすめです。
17:35 フェリー出港
16:30で家プロジェクトが終了し、宮ノ浦エリアに戻りレンタル自転車を返却。海の駅なおしまでお土産をゲットし17:35発のフェリーで帰路につくことに、、
主な行けなかったとこ
やはり1日で全て回ることは困難で、家プロジェクトは7軒中4軒のみ。行く予定だった直島銭湯「I♥湯」は完全に忘れていました。その他ANDO MUSEUM、杉本博司ギャラリー 時の回廊などモロモロは時間的に省きました。その他にもアート作品はあるので、やはり全てじっくり見て回るには2日間は必要ですね。
ひとり旅はチャリがおすすめ
個人的に断トツ1番に良かったのは地中美術館。クロード・モネの部屋は圧巻でジェームズ・タレルの作品はまるで異次元に迷い込んだような空間でした。
地中美術館はもう一度行きたいニャ
次は時間をかけてじっくりと浸りたいね
一つ失敗したところは食事。平日ということもあり開いている飲食店が少なく、美術館にあるオシャレで高めのカフェは一人旅の者には不向きで飲食するところがありませんでした。島唯一のセブンイレブンが宮ノ浦にあるので、到着した時にオニギリなどを用意しておけば寄り道せずもっと効率的にアート鑑賞に時間を費やせたなぁと思います。
今回はレンタサイクルで回ったが、自転車なら本数の少ないバスの時間に縛られず、途中でビーチに降りて佇んだり、綺麗な花を見つけて写真を撮ったりと自由気ままに動く事ができました。
直島ひとり旅にはレンタサイクルが断然おすすめです。(ただしベネッセハウスエリアや家プロジェクトなど意外と歩くのでご注意を)